ITエンジニアというと、海外に移住している人が他の職種に比べて多いイメージがありませんか?
実際に、海外で活躍しているエンジニアはたくさんいます。
CodeCoachingのアンバサダーであり、Udemy講師しているエンジニアの酒井潤さんも日本ではなく、アメリカのシリコンバレーで働いています。
どうして、ITエンジニアは海外で働いている人が多いのでしょうか。
今回は、その理由と移住するとしたらどんな準備をすればいいのかについて解説します!
- 海外移住のメリット・デメリットがわかる。
- 海外移住するための方法がわかる。
海外移住をするメリット
まずは、海外移住をするメリットについて考えていきます。
メリットは大きく分けて3つあります。
年収が増える。
海外に行くことでエンジニアとしての年収が上がる可能性があります。
日本は世界的にみてもITエンジニアの給料が低い傾向にあります。
スイス→平均年収約925万円
アメリカ→平均年収約830万円
イスラエル→平均年収約795万円
上記のように、 年収上位国は高収入なことに対して、
日本は平均年収約424万円であり世界18位です。
このように海外に移住することで自分の年収が上がる可能性は大いにあります。
自由なワークスタイルを獲得。
日本は、年功序列や終身雇用のような古い制度が残っている会社が数多くあることからわかるように働き方に対して自由でない場合がよくあります。
たとえば、アメリカでは休日出勤や残業などがほとんどなく休暇をとりやすい環境が出来上がっています。
もちろん、副業であるような個人の働き方に制限をかけることもほとんどありません。
一方日本では、副業禁止の会社もあります。
今の時代たくさんお金を稼ぎたいと思ったら副業をやることが必須となってきます。
それが制限されてしまっていては思うように稼ぐことができないかもしれません。
世界中で活躍できる人材になれる。
海外で働くことで世界で活躍することができる人材を目指すことができます。
もちろん日本国内でも目指すことは可能ですが、一度海外に出て異なる文化圏で過ごすことで日本にいては気付けない部分に気づくことができます。
また、言語が英語などのような母語でない場合が多いので英語で交渉ができるようになり海外から案件を取ることができるようになります。
海外移住をするデメリット
3つのメリットを紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。
語学力が必要。
日本で働く分にはほとんどのコミュニケーションが日本語で行えるため多少英語ができなくても仕事をすることは可能です。
しかし、海外で働くとなると英語ができなければ話になりません。
プログラミング学習に加えて英語学習も進めていく必要があります。
英語が苦手という人は一定数いるためそのような人たちにとってはこの言語が違うということは大きな障害となってしまうでしょう。
日本が恋しくなる。
海外で働くということは、自分の所属していたコミュニティから離れて新しい場所に行くということになります。
そのため、日本で働くよりも心細いということがあります。
やはり、困った時に相談できる相手が近くにいるということは大きなメリットになります。
仕事をやっていく中で孤独感とも戦わないといけないということになるかもしれません。
実力がないと働けない。
例えばアメリカのシリコンバレーは世界中のトップエンジニアが集まってくる場所です。
お金を稼ぎたいから収入の高い国に行ったからといって雇ってもらえるとは限りません。
高収入のところには人が集まります。
その中で、実力がある人だけが生き残っていくため中途半端な能力で海外に移住しても淘汰されるだけになってしまいます。
競争率の高いところに行こうとすればするほど自分の能力が必要になってくることがわかるでしょう。
海外移住をするため何をすればいいの?
メリットとデメリットを理解したところで実際に海外移住するとなったらどのような能力が必要になってくるのかを紹介します。
プログラミングスキルを磨く。
まずはプログラミング能力を磨くことが最優先です。
この能力が高ければ高いほどより良い環境でより良い収入を得られます。
今受けている案件よりもワンランク上のものを受けるように意識してみるなどのように向上心を持ってプログラミングを学習していきましょう。
英語力を磨く。
言語が違うため会話が成り立たなくなってしまっては仕事として成立しません。
英語は最低限話せれば確かに意思疎通はできるかもしれません。
しかし、報酬の高い案件を得るには信用も大切になってきます。
丁寧や綺麗な英語を使うことができなければ相手からの評価を得ることは難しいです。
ビジネスで通用する英語を学習しましょう。
コミュニケーション能力を磨く。
日本人は控えめだとよく言われます。
案件を取るには自分を積極的に売っていかなければなりません。
積極的なコミュニケーションができるように練習しましょう。
相手は積極的な海外の人です。
控えめにしていては案件を獲得することはできません。
自分の強みは何でどう売り出していけば良いのかを理解しておくことが必要になってきます。
最後に
私は、ITエンジニアが海外に移住をすることをおすすめします。
メリットが大きいことはもちろんですが、デメリットで挙げたようなことでも裏を返せばメリットになります。
あえて逆境に身を置くことでエンジニアとしてワンランクアップできるのではないかと思います。
そのためにも、まずはプログラミング能力を一緒に身につけていきましょう。
株式会社CodeCoaching 取締役CTO。
富士通において文教、医療・ヘルスケア、自動車、警察・消防などの分野において、自らがプロマネをしながら、PythonでAIのプログラミングも行ってきた現役の技術者(エンジニア歴:20年)。
過去に、マーケット調査、ビジネス企画立案、顧客提案、AIプロトタイプ開発(ハイブリッドアジャイル方式)、ビジネス性検証、事業化までの一連プロセスを経験。
テクノロジーとビジネス両方の知見を活かしAI人材不足解消のため、CodeCoachingのサービスに情熱を注ぐ。
東京工業大学大学院理工学研究科博士前期課程修了。北京大学経済学院EMBA修了。
エンジニアにとっての海外移住について一緒に考えてみましょう!