「プログラミングを学びたいけど、どの言語から始めればいいかわからない」
「どうせ学ぶなら需要の高い言語がいい」
このように、プログラミングの学習を始める際、最初の言語選びで迷う人は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、最初の言語には「Python」がおすすめです!
- Pythonでできること
- Pythonをおすすめする理由
Pythonとは
Pythonとは、主にアプリ開発やAIの開発などの分野で採用されている、いま最も注目を受けていると言えるプログラミング言語です!
Pythonは「汎用プログラミング言語」とも言われていて、Pythonを使うことで、以下のような幅広い分野の開発を行うことができます。
- 機械学習や深層学習を用いたAI(人工知能)の開発
- IoT(モノのインターネット)の開発
- webアプリ、デスクトップアプリの開発
- 統計やビッグデータの分析
注目が高い理由としては、少ないコードでプログラムが書けることや、用途が広いことなどが挙げられます。
身近な例を挙げると、InstagramやYouTube、Googleなどのサイトの開発にもPythonが使われているんです!
なぜPythonをおすすめするのか
需要が高い
Pythonをおすすめする一番の理由は、Pythonが使えるエンジニアの需要が高いからです。
Pythonでは、AIの開発や、IoTの開発など、近年注目を集めている分野の開発を行うことがでるため、需要が伸びています。
また、Pythonの需要の高さは、プログラミング言語についての様々なランキングからも分かります。
例えば、IEEE(アメリカに本部を置く、電気・情報工学分野で世界最大規模の学会)が発表した、「Top Programming Languages 2022」で1位を獲得。
また、2023年2月の「TIOBE Index」(検索エンジンでの検索数などをもとに毎月更新されるプログラミング言語の人気指数)でも1位を獲得しています!
ランキングからも、Pythonの人気の高さが分かりますね!
難易度が低い
Pythonは、少ないコードで簡潔にプログラミングが出来るように設計されており、それによって次のようなメリットが生まれます。
- 覚えることが少ない
- 短い時間でプログラムを書ける
- 間違えにくい・間違いが見つけやすい
プログラミング初心者がプログラミング学習に挫折する理由には、
- 覚えることが多くて大変
- エラーに悩まされて諦めてしまう
などがありますが、上記のメリットがこれらの挫折原因を和らげてくれます!
このためPythonは手がつけやすく、初心者にもおすすめの言語と言えます!
ライブラリが豊富
ライブラリとは、プログラムを書く際によく使われるコードを切り取ってまとめたもののことを言います。
Pythonには、数学やネットワーキング、データサイエンス、機械学習などのためのライブラリが最初から多数組み込まれています。
さらに、豊富な外部ライブラリで拡張することで、より多くの機能を利用することも可能です!
ライブラリを利用することで、プログラムの開発にかかる時間が大幅に短縮されたり、プログラムが簡潔になることにより動作が軽くなったりと、多くのメリットが得られます!
豊富なライブラリを利用し、自分が作りたいプログラムを効率よく作成しましょう!
さまざまなプラットフォームで利用できる
さまざまなプラットフォームで使用できることも、Pythonのメリットの1つです!
WindowsやMac、Linuxはもちろん、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureなどのクラウドプラットフォームでも使用することができます。
また、Pythonには相互運用性があり、JavaやC言語、JavaScriptなどの他のコードに混ぜて使用することもできます!
さまざまなプラットフォームで扱うことができ、他の言語との併用もできるため、Pythonが使えるとさまざまな場面で活躍することができます!
Pythonのデメリット
実行速度が遅い
Pythonは、インタプリタ型言語かつ動的型付け言語であるため、プログラムの実行速度が遅くなります。
プログラムのコードを一行ずつ機械語に翻訳しながら実行していく言語のこと。
実行時に翻訳する処理が必要なため、1度プログラム全体を翻訳する処理を行なったのちに実行する「コンパイラ型言語」と比べて動作が遅い。
実行時に変数の型が決まる言語のこと。
実行時に変数の型を決定する処理が必要なため、コードを書く時点で変数の型を宣言する「静的型付け言語」と比べて動作が遅い。
このため、高速な処理が求められる業務系システムなどの大規模開発にはあまり向きません。
インデントが必須
Pythonは、インデントによってコードのブロックを表現するため、インデントがなかったり、ずれていたりすると、コードのまとまりが判断できずにエラーとなってしまいます。
そのためコードを書く際には、インデントに注意する必要があります。
行の先頭に空白を入れて、行の開始位置をずらすこと。
また、その空白のこと。
ただし、インデントを揃えると見やすいコードになるため、完全なデメリットであるとは言えません!
まとめ
今回は、最初に学ぶプログラミング言語として、Pythonをおすすめする理由を解説しました!
Pythonのメリットを簡単にまとめます!
- 需要が高い
- 難易度が低い
- ライブラリが豊富
- さまざまなプラットフォームで利用できる
またPythonは、すでにプログラミングを学習したことがある人にもおすすめできる言語です!
この記事を読んでPythonに興味が湧いたら、早速学習してみましょう!
この記事がプログラミング言語選びの手助けになれば幸いです。
CodeCoachingでは、サービス内容に関するお問い合わせや、プログラミング学習に関する相談会を無料で実施しています!
現在CodeCoachingでは、「無料」でプログラミングの学習相談やキャリア相談も行っているので、プログラミング学習で悩んでいる方は、一度ご相談ください!
株式会社CodeCoaching 取締役CTO。
富士通において文教、医療・ヘルスケア、自動車、警察・消防などの分野において、自らがプロマネをしながら、PythonでAIのプログラミングも行ってきた現役の技術者(エンジニア歴:20年)。
過去に、マーケット調査、ビジネス企画立案、顧客提案、AIプロトタイプ開発(ハイブリッドアジャイル方式)、ビジネス性検証、事業化までの一連プロセスを経験。
テクノロジーとビジネス両方の知見を活かしAI人材不足解消のため、CodeCoachingのサービスに情熱を注ぐ。
東京工業大学大学院理工学研究科博士前期課程修了。北京大学経済学院EMBA修了。
今回は「Python」をおすすめする理由を紹介していきます!